傍聴へ。

横浜地方裁判所へ傍聴に行ってまいりました。

 

犯罪被害者支援ボランティア養成講座を毎週受講しているのでが、そのカリキュラムの中に傍聴見学があるのです。

 

傍聴なんて全く初めての体験で、興味津々。

 

裁判官や弁護人の椅子に座ってきました。

 

 

ドラマでは審議中のシーンをよく見かけますが、ほとんど実際のものと変わりありません。

 

30代男性の被告は入廷するなり、不敵な笑みを浮かべてました。

 

傷害、監禁、恐喝の罪。

 

懲役5年の判決がくだりました。

 

退廷の際、傍聴席に仲間がいたのか、手をあげ再び不敵な笑みを浮かべ立ち去りました。

 

とても不気味でした。

 

反省の色は無いように見受けられました。

 

たった15分足らずの時間でしたが、ピンと張り詰めた緊迫感が漂ってました。

 

 

 

 

2件目は新件。

 

被告は40代の女性。

 

駅構内のエスカレーターでスリをはたらいたのです。

 

とてもか弱そうな統合失調症の女性。

 

不安げな表情が印象的でした。

 

でも執行猶予中にも窃盗や万引きを繰り返していたとのこと。

 

検察官の求刑は、懲役1年6ヶ月。

 

手錠をかけられ肩を落とし立ち去っていきました。

 

 

 

 

3件目も新件。

 

被告は30代の男性。

 

自動車運転過失傷害。

 

中央車線を外れ対向車と正面衝突。

 

被害者は右足切断の重症。

 

被告の母親が証人に立ち、検察官に問い詰められていました。

 

その姿が痛々しくてかわいそうに見えました。

 

息子を必死でかばおうとする母親の証言。

 

年老いた親にこんな思いをさせるとは…。

 

 

 

ふだんでは味わえない刺激的な非日常の時間と空間。

 

なんだか考えさせられる意味深な一日でした。

 

職業柄、人間洞察の勉強になるなぁと感じました。

 

個人的に再度訪れてみたいと思いました…。